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このブログは何年続くのかな…
ダービー総力特集(3)です。今日はローテーション分析ですが、先にG1の2鞍をしっかり見ていきます。

まずは皐月賞。

皐月賞 ラップ分析
年度勝ち馬勝ち時計ラップ1着位置2着位置3着位置
2011年(良)オルフェーヴル2.00.636.4-60.3-60.3-35.312-11-118-8-85-5-5


良馬場発表だったが、降雨の影響でタフな馬場となりタイムが遅い。実質重馬場だったと言えるだろうし、ダービーが重馬場になれば直結する可能性は高い。また、この馬場で5F通過60.3秒はかなり速く、先行して潰れた馬は簡単に見限らない方がいいだろう

オルフェーヴル(1着)、サダムパテック(2着)は共に道中インを通って、共にいい瞬発力を見せている。この2頭はちょっと抜けた存在だろう。最後は直線で前があいたオルフェが先に突き抜けたが、内容的に大きな差はない。

他に注目すべきはナカヤマナイト(5着)。直線で外をブン回しているが、上手く内でガマン出来ていたら3着はあった。またベルシャザール(11着)も注目。先行馬総崩れのペースになったが、この馬は11番枠から出遅れ気味に出して、ムリヤリ前に取り付いている。先行馬有利のレース展開になれば巻き返しがある。逆にデボネア(4着)、ロッカヴェラーノ(6着)は全くロスのない競馬であり、競馬が終わった後に突っ込んできている。着順にあまり価値がないと言えよう。

余談だが。フジテレビの皐月賞映像を見ると、青島アナが「1000m通過63秒台!」とか言ってる。これ聞いて「先行して垂れた馬は弱いんじゃん」と思ってたんだが…実際のラップは5F通過は60.3秒と、雨上がりにしてはかなり速い。あぶねぇ、騙されるところだったw

続いてNHKマイルC。

NHKマイルC ラップ分析
年度勝ち馬勝ち時計ラップ1着位置2着位置3着位置
2011年(良)グランプリボス1.32.233.9-57.6-34.66-518-169-9
2010年(良)ダノンシャンティ1.31.433.4-56.3-35.116-167-57-8
2009年(良)ジョーカプチーノ1.32.434.3-57.2-35.22-24-43-3
2008年(稍)ディープスカイ1.34.234.6-59.2-35.016-1112-518-16
2007年(稍)ピンクカメオ1.34.334.2-58.5-35.813-144-313-14
2006年(良)ロジック1.33.234.2-57.5-35.711-103-49-8
2005年(良)ラインクラフト1.33.635.5-59.4-34.24-46-47-7
2004年(良)キングカメハメハ1.32.533.9-57.8-34.79-99-93-3
2003年(良)ウインクリューガー1.34.234.1-57.8-36.42-210-108-9
2002年(良)テレグノシス1.33.134.0-57.3-35.813-1418-1613-12


走破時計・ラップから見て、2011年は標準レベルより少し上くらいか。また今年はテン3F-5F【33.9-57.6】、ラスト5F-3F【58.3-34.6】。このラップ内容を簡単に書くと「中盤が一気に緩んだラップ」であるといえる。速いペースに見えて、先行馬が残ったのはこれが原因なのだ。逆にいえば、差し馬にはかなり厳しいレースになったと言える。

そしてもう1点。NHKマイルC組がダービーで好走するためには、ある条件がある。この3鞍を見て頂きたい。

NHKマイルC ラップ詳細分析(2000mとなった2003年から)
年度勝ち馬勝ち時計ラップ詳細
2011年(良)グランプリボス1.32.211.9-10.7-11.3-11.8-11.9-11.3-11.4-11.9
2008年(稍)ディープスカイ1.34.212.2-11.0-11.4-12.1-12.5-11.7-11.2-12.1
2004年(良)キングカメハメハ1.32.512.1-10.7-11.1-11.7-12.2-11.6-11.7-11.4


NHKマイル⇒ダービーでの連チャンは過去2回あるが、いずれも「中盤が一気に緩んだラップ」だったのである。中盤が緩むと、緩急を付けて走るために中距離向きのラップとなるため、直結したのだろう。そして2011年もこの「中盤が一気に緩んだラップ」。今年のダービーは1着馬こそ不出走だが、2着馬は出走。注意が必要となる。

コティリオン(2着)はこの競馬で上がり最速、よく差してきている。ただ極端な競馬(離れた最後方から追い込み)で結果を残しただけに、同じ競馬でどこまで食い込めるか。展開が向くかがカギ。エーシンジャッカル(14着)は見どころなく、さすがに厳しい。

ここでいったんまとめ。

・皐月賞は直結する可能性が高い。特にオルフェーヴル、サダムパテックの上位2頭は強い。
・皐月賞組の中ではナカヤマナイト、ベルシャザールに穴馬の可能性がある。
・NHKマイルCは直結するラップ構成。コティリオンは展開次第で浮上も。


(4)に続きます。
ダービー総力特集(2)です。もう5月下旬であり、個人的にはそろそろPOGネタを書いていきたいところ。しかし今年は総力特集をやる(そして来年からはラクをする)と決めた以上、ダービーの総力特集はやっておきたいところです。その代わり、安田記念の総力特集はお休みして、POGネタを書いていこうと思ってます。新種牡馬分析、種牡馬分析、厩舎分析…いくつ書けるかな?

さてダービー総力特集、今度は血統分析にいきましょう。今年は全馬がサンデーサイレンスの孫とのこと。「SS系は必須」とかは言わんでもいいわけねw

2011derby-1.jpg
2011derby-2.jpg

良馬場と重馬場に分けてみたが…違いがあまりないですな。良・重どちらとも、ヨーロッパ系スタミナ血統がかなり強い。具体的にはノーザンテースト、Danzig、Nureyev、Nijinsky、Lyphard、Sadler's WellsのND系、これに加えてトニービンあたりが強い。しかも父母両方に入っているパターンがほとんど。父だけ(母だけ)がヨーロッパ系が強い、というだけでは弱いということになる。とは言っても、現在のSS系主流であるアグネスタキオン、マンハッタンカフェ、ディープインパクト、ステイゴールド、スペシャルウィークあたりは父自身がヨーロッパ系スタミナ血統を持っており、差別化が図れないのも事実。正直なところ、ダービーに限っては「この血統を狙え!」といったものはない。まさかこの期に及んで「SS系を狙え!」とか言う訳にもいかんし…w

それでも血統からアプローチするなら…まず重馬場の場合はリボー系orプリンスキロ系を持っている馬がいいだろう。ダービー総力特集(1)で「重馬場の場合は前傾ラップ+先行馬が有利」と書いたが、この流れに強いのがリボー系orプリンスキロ系だからだ。そしてもう1点、ここまでヨーロッパ系スタミナ血統が強いのであれば、アメリカ系スピード血統は軽視した方がいいだろう。真逆の血統構成は足を引っ張るだけ。

ここまでまとめ。

・ヨーロッパ系スタミナ血統が強いが、あまり取捨選択には使えないかも。
・重馬場の場合はリボー系orプリンスキロ系を持っている馬が有利。
・アメリカ系スピード血統は軽視した方がいいだろう。



(3)に続きます。
ダービー総力特集(1)です。先週のオークスはレース直前まで自信ありましたし、懸念された馬場悪化も10R見た限り大丈夫。よって安心して浜名湖から馬券買ったんですが…レース直前にワンセグ見てあらびっくり、なんなのあのどしゃぶり。モンズン産駒の先行馬が逃げ残る馬場なんか、想定してないっつーの

そんな今回はダービーですが、このレースも馬場悪化が多いレース。良馬場・重馬場で分けて考えた方がいいでしょうな。まずは例によってラップ分析から。

ダービー ラップ分析
年度勝ち馬勝ち時計ラップ1着位置2着位置3着位置
2010年(良)エイシンフラッシュ2.26.936.1-61.6-58.7-33.410-9-9-117-9-9-65-5-7-9
2009年(不)ロジユニヴァース2.33.735.6-59.9-68.2-39.73-3-3-32-2-2-25-5-5-5
2008年(良)ディープスカイ2.26.735.5-60.8-60.8-36.415-13-14-153-3-3-310-10-12-13
2007年(良)ウオッカ2.24.535.8-60.5-59.2-34.49-11-11-81-1-1-15-6-7-9
2006年(稍)メイショウサムソン2.27.937.4-62.5-59.8-35.35-5-3-31-1-1-115-15-13-12
2005年(良)ディープインパクト2.23.335.5-59.9-58.8-34.515-13-12-106-3-3-217-15-14-10
2004年(良)キングカメハメハ2.23.334.4-57.6-61.4-35.96-8-7-317-17-17-179-10-10-3
2003年(重)ネオユニヴァース2.28.536.4-61.1-61.2-36.313-13-15-72-2-2-210-7-4-2
2002年(良)タニノギムレット2.26.236.7-61.7-59.8-35.612-13-11-128-8-9-88-8-6-4
2001年(重)ジャングルポケット2.27.034.4-58.4-62.8-37.011-11-13-106-9-12-136-7-5-3


良馬場が6回、稍重~重馬場が4回となっているが、2009年(勝ち馬:ディープスカイ)は直前まで稍重だったので、実際は良馬場5回、稍重~重馬場5回となる。馬場が悪化するかは五分五分であり、やはり両方のパターンを分析すべきだろう。

ではまず、実質・良馬場(5回)に絞って分析してみよう。平均ラップは【35.7-60.3-59.6-34.8】であり、後傾ラップが多い。特に近2年はスローの上がり勝負になっており、あまり厳しい流れになってはいない。また脚質を見てみると、意外なほど差しが決まっている。ダービー・ポジションという言葉があるが、あれはどうやら重馬場限定らしいですな。

続いて実質・重馬場(5回)で見てみよう。平均ラップは【35.9-60.5-62.6-36.9】であり、今度は前傾ラップが多くなる。テン5Fが60.5と、良馬場の時とあまり変わらず、どうしても後半に厳しい競馬となるようだ。また脚質は先行馬がやや有利となっているが、重馬場の程度にも依るので一概には言えないか。

ここまでまとめ。

・良馬場の場合は後傾ラップ+差し馬有利になる。
・重馬場の場合は前傾ラップになる。脚質は重馬場の程度に依るが、先行馬がやや有利。



(2)に続きます。
オークスの予想です。

◎アカンサス
○マイネイサベル
▲マルセリーナ
△ライステラス
×1.2.3.12.13

◎アカンサス。ハイレベルだったスイートピーSを制した鬼脚は強烈だった。前が全く止まっていないのに、4角6番手からの差し切り。この馬が上がり最速を記録する可能性は非常に高いとみる。またこの馬のデビュー戦はハッキリ覚えていいる。中山芝1600m×ドスロー×大外枠という絶望的な状況を、外から一気に差し切ったのだ。当時、この末脚には戦慄を覚えた記憶がある。恐らくこの馬、かなり強い。不安視されるのは距離だろうが、オークス総力特集(2)で書いたように、血統的に距離は全く問題ないと思われる。○マイネイサベル。桜花賞をスキップし、最初からオークス狙いだったローテーション。それだけに前走・前々走の負けは全くの参考外で良いし、中間が順調なのであれば買いの一手。血統的にもトニービン、ノーザンテースト、サンデーサイレンス、ニジンスキーと、中距離でも十分勝負になるものを持っている。▲マルセリーナ。平凡な桜花賞だったとはいえ、一気に差し切った脚は素晴らしかった。血統も合ってるし、3着前後なら十分あり得る。△ライステラス。血統がソングオブウインド×スピードワールドで、全く合わないように見えるが…実は父母ともにヨーロッパ系中距離が強い(トニービン、リファール、ヌレイエフ、キングマンボを持っている)。前走の桜花賞では輸送したうえ、+8kgで惨敗し、人気はガタ落ち。しかし世代最強馬・レーヴディソールに1馬身1/2差まで迫っているのだから、弱いはずがない。

×ホエールキャプチャは血統的に不安を残すので押さえまで。グルヴェイグは切る。血統、末脚ともに問題はないが、角居厩舎で最終追い切りが坂路、しかも非常に軽い。これは中1週の反動が出ていると考えるべき。しかも人気の一角となれば喜んで切る。

買い方はもう少し考えますが、桜花賞上位馬が怪しいと踏んでいる以上、◎○の単勝は必ず買おうと思ってます。
オークス総力特集(3)です。今日はローテーション分析でいきましょう。

まずは桜花賞。NHKマイルCでも分析したんですが、おさらいの意味も込めてもう一度分析。

桜花賞 ラップ分析(※外回り移行後の2007年から集計)
年度勝ち馬勝ち時計ラップ勝ち馬上がり
2010年(良)マルセリーナ1.33.934.6-58.5-35.434.3
2009年(良)アパパネ1.33.335.6-58.9-34.434.1
2008年(良)ブエナビスタ1.34.034.9-59.1-34.933.3
2007年(良)レジネッタ1.34.434.6-58.5-35.934.5
2006年(良)ダイワスカーレット1.33.735.7-59.8-33.933.6


5F通過58.5は過去5年で最速タイ。先行馬に厳しく差し有利な展開だったと言える。ただ、高速馬場だったのに勝ち時計は平凡。ハイペースであればもっと時計が出てもおかしくない。マルセリーナも弱くはないが、過去の名馬と比べると…といった感じは否めない。

マルセリーナ(1着)、ホエールキャプチャ(2着)、メデタシ(4着)、ハブルバブル(6着)の4頭は全て差して上位に来ている。流れが向いたと言えるため、他馬とそこまで実力差がある、といった内容ではない。距離適性の差・仕上げの差が出た結果とも取れるため、着順はあまり鵜呑みにすべきではないのかも。

続いてフローラS。

フローラS ラップ分析
年度勝ち馬勝ち時計ラップ勝ち馬上がり
2010年(重)バウンシーチューン2.03.335.7-60.4-62.9-37.836.2
2010年(良)サンテミリオン2.00.236.5-60.6-59.6-34.834.1
2009年(良)ディアジーナ2.02.236.0-60.6-61.6-36.335.4
2008年(良)レッドアゲート2.00.536.1-61.1-59.4-35.133.8
2007年(良)ベッラレイア2.00.836.4-60.9-59.9-35.534.3
2006年(良)ヤマトマリオン2.01.737.1-61.5-60.2-35.534.1
2005年(良)ディアデラノビア2.01.836.4-61.4-60.4-34.733.8
2004年(良)メイショウオスカル2.01.136.5-61.4-59.7-34.734.0
2003年(良)シンコールビー2.00.634.9-60.2-60.4-35.834.6
2002年(稍)ニシノハナグルマ2.04.036.3-61.3-62.7-36.836.1


今年は重馬場だったのだが、5F通過は過去2番目の速さ。フローラSにしては「超」のつくハイペースだったと言えよう。だがオークスが超ハイペースになったのはカワカミプリンセスの年だけ。実際には直結しにくいラップだと言え、参考にはならない。バウンシーチューン(1着)は1頭だけ違う脚で差してきており、派手な勝ち方ではある。ただ同じことが本番で出来るかどうかは、このレースからは読み取れない。

スイートピーSはどうか。

スイートピーS ラップ分析
年度勝ち馬勝ち時計ラップ勝ち馬上がり
2011年(良)アカンサス1.48.036.6-61.6-59.0-34.433.6
2010年(良)トレノエンジェル1.48.536.2-61.5-59.5-34.534.2
2009年(良)ブロードストリート1.48.235.2-60.8-60.3-34.533.8
2008年(良)アロマキャンドル1.48.335.5-61.3-59.9-34.533.5
2007年(良)スマートカスタム1.47.135.1-59.9-59.8-34.834.7
2006年(良)カワカミプリンセス1.48.435.8-60.7-60.1-35.134.6
2005年(良)ライラプス1.47.035.7-59.5-59.5-35.434.7
2004年(良)ウイングレット1.46.534.7-58.4-60.1-36.434.7
2003年(良)メモリーキアヌ1.47.135.3-59.7-59.7-35.134.3
2002年(良)オースミコスモ1.48.335.4-60.0-60.6-35.834.8


過去10年中、今年は5F通過が最も遅く、非常に時計が出にくかったはず。しかし終わってみれば1.48.0と上々の時計。1000m~1800m地点では相当な脚を使っていることになり、上位馬はかなりの脚力を持っている。時計だけを見れば、本番で4着に好走したブロードストリートの年よりもハイレベルだろう。

アカンサス(1着)はこのスローペースを、道中6番手から差し切った。完全に前残りで、しかも前が全く止まっていないことを考えれば、この差し切り勝ちは非常に価値が高い。シシリアンブリーズ(2着)もよく走っているが、これは勝ち馬が強すぎただけ。この馬も能力はある。

最後に、オークス総力特集(1)で「オークスで上がり最速を使えるのはどんな馬か」という宿題があったので、これを片付けておこう。オークスで鬼脚を繰り出す馬は、大きく分けて2種類ある。

・1600mで上がり33秒台を使い、連対した経験のある馬
(ただし新馬戦・未勝利戦除く)



マイラータイプの場合、上がり33秒台が使えていれば、距離が伸びても上がり34秒台くらいは出せる可能性はそれなりに高い。桜花賞⇒オークスで連チャンかます馬の多くはこのパターンだ。

・1800~2000mで上がり1位or2位、かつ上がり34秒台の脚の連対実績がある馬
(ただし新馬戦・未勝利戦除く)



中距離タイプの場合、マイラータイプよりもスタミナは問題ないだろうから、あとは34秒台の脚を同じように繰り出せばよい。ただし「他馬より遅い34秒台」には意味がない。「上がり最速、かつ34秒台で連対」これくらいは必要だろう。

今回の出走馬で、この2条件のいずれかをクリアするのは下記の馬たち。

アカンサス(スイートピーS)
グルヴェイグ(矢車賞)
マイネイサベル(新潟2歳S)
ピュアブリーゼ(500万下)
デルマドゥルガー(ジュニアC)
シシリアンブリーズ(スイートピーS)

桜花賞の上位馬はこの条件をクリアしておらず、上がり最速を出せる可能性は低い。今年は桜花賞以外のステップから躍進してくる馬に期待した方が、期待値・配当ともよさそうだ。

ここまでまとめ。

・桜花賞は例年よりもレベルが低く、かつ上位馬は展開に恵まれた。着順の信頼度は低。
・フローラSは「超」ハイペースであり、直結する可能性は低い。
・スイートピーSはハイレベル。1・2着馬ともに本番で期待できる。
・桜花賞上位馬は「オークスで上がり最速を使える馬」の条件に合致せず、別路線組に期待が持てる。



次のエントリーで結論まで持っていきます。