このブログは何年続くのかな…
今日は種牡馬分析です。今日は年々種付け料が上がっている、この種牡馬で一本。

ハーツクライ
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ハーツクライは元々社台の生産馬であり、産駒も社台生産馬が最も多い。だいたいノーザンファームの1.5倍くらいは種付けしているのだが、走る産駒はノーザンファームの方が多いという。社台としては悔しいだろうなぁ。では、どういった産駒が走るのかを見てみましょう。

【血統的見解】
ハーツクライはSS×トニービン×Lyphardという組み合わせで、いかにも欧州血統との相性が良いように見える。しかし実際は、父SS・母アイリッシュダンスが共に持つ、Teddy×Himyar米血スタミナを活かして大物排出、というパターンが非常に多い。そのためか、ハーツ産駒は日本の王道である「上がり3~4ハロン競馬を、脚を溜めてズドン」よりも「上がり4~5ハロン競馬を、先行粘り込み」という競馬で強さを発揮する。先行粘りこみ競馬はディープやステイがやや苦手としているため、相対的にハーツ産駒が「大物食い」というイメージが付くのだろう。

なんだか堅い話で良くわからんので、具体的に見てみよう。米血スタミナのTeddy×Himyerを持ち、ハーツクライと相性のいいのは、要するにこんな系統である。

・ロベルト系
・シアトルスルー系
・カーリアン系
・サドラーズウェルズ系


この4系統には共通点がある。実はすべてが「Hail to Reason×米血スタミナ」でできている。ハーツクライがSS×米血スタミナなのだから、わかりやすいニックスになっているんですな。無論この4系統以外にも、母父がTeddy持ち×母母父Himyer持ちであれば走る可能性はあるが、簡単に当たり馬を見つけるなら、まず上記4系統をマークするのが正解だろう。参考までに、天皇賞(春)で激走したカレンミロティックは母がシアトルスルー×カーリアンの組み合わせ。血統的には極上、ということになる。

【POGでの狙い方】
走るハーツクライ産駒は米血スタミナが強いはずなので、少なくともマイル以上が主戦場になる。また夏は米血が走りやすいので、狙いは以下のようになる。

・夏~初秋に、マイル以上でデビューしそうな馬
・米血が得意で、中距離以上を得意とする厩舎



須貝厩舎橋口弘次郎厩舎がハーツクライ得意なのは納得。須貝厩舎は夏の阪神マイルで使いだすし、橋口厩舎は夏の小倉が大好きだしね。また先日アップした友道厩舎ってのも実は相性バッチリ(シュヴァルグランなんかが好例)。友道×ハーツもマークして損はないはずです。関東で米血スタミナに強いところだと、斎藤誠厩舎(ヌーヴォレコルト)、堀厩舎、小島茂厩舎なんかも合いそう。

【2歳馬分析】
今回は、現時点で馬名決定済みの馬から厳選してお届けしましょう。

母チャチャリーノ(D)母母の血統がよく入厩済み。ただ角田厩舎が信用できない。
母セルキス(C)母父Monsunは微妙だが、早期デビューと須貝厩舎は魅力。「今までのハーツと違う」と言うコメントの受け取り方次第。
母デライトポイント(B)須貝ハーツならこっちが本命。オツウ全妹だし、母母父リアルシャダイは合う。
母アドマイヤミヤビ(D)友道厩舎は合うが、米血スタミナが弱い。
母ホットマンボ(C)血統は悪くない。安田厩舎の牝馬なので、マイル戦線で面白い。
母サビアーレ(B)母父Capoteはいい。ややスタミナが弱いが、牝馬なので大丈夫とみる。



東京ホースレーシングの2頭(母デライトポイント、母サビアーレ)は共に速攻系として狙ってみて損はないと思います。
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今日はPOG的種牡馬分析で一本。種牡馬分析は新種牡馬分析と違って、3年以上の蓄積データを元にしてるので、精度はかなり上がるはず。年に一度しか更新されていきませんが、5年、10年と使える分析でありたいと思ってます。そんな今日は、ノーザンファーム産ではないがPOGには欠かせない、中堅種牡馬を分析してみます。

ダイワメジャー
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4年ほど前の新種牡馬分析でも触れましたが、4年経って傾向がわかって来ました。中堅種牡馬で確実にアタリと掴む、そのポイントとは何かを探っていきましょう。

【血統的見解】
ダイワメジャーはサンデーサイレンス×ノーザンテーストの配合。日本的なクラシック血統配合に見えるのだが、排出される産駒はマイラーばかり。この理由は母母スカーレットインクにある。簡単に書くとアメリカ系スタミナの塊であり、その影響力が非常に強いのだ。キレが必要となる芝1800m以上になると途端にパフォーマンスが落ちてくるのはそのためである。

スカーレットインクの影響が強いということは、「距離をこなせない」というデメリットこそあるが、「マイル以下なら相当強い」というメリットがある。そこで、配合相手は下記の条件が必要となる。

1、母の血統内に、必ずHimyar系を入れる
2、スピード血統を入れる


スカーレットインクを活かすには1が必須。POGで勝つには2が必須。中堅種牡馬なんだから、POGで指名するにはこの2点を満たしていて欲しいところ。ただし「Himyar系ってなんだよ!わかんねーよ!」という人も少なからずいると思うので、単純にニックスになる母父を以下に挙げておく。

◎Storm Cat、Mr.Prospector、Seattle slew
○Nijinsky、Roberto、Prince John


血統内に◎があればベスト、○の場合はスピード血統を補充しておけば問題ない。ここさえ押さえておけば、ダイワメジャー産駒の活躍馬はほぼ取りこぼさないはず。考えてみれば、カレンブラックヒルの母父はMr.Prospector×Storm Catなのだから、血統的には極上である。2013年の全弟の評価は…そんなん言わんでもわかるでしょ?

【POGでの狙い方】
血統的には非常に絞りやすいダイワメジャーだが、POGで上位を狙うには更なる絞り込みが必要。まず、活躍する産駒はほぼアメリカ血統なので、アメリカ血統の強い夏~初秋デビュー、小倉・新潟・中山デビューがベスト。北海道デビューや冬デビューというのは洋芝競馬になり、ヨーロッパ血統が幅を利かすのでオススメできない。あとは短距離馬に実績のある厩舎が良い。安田隆、西園あたりだとマークはキツめにすべきだし、逆に池江、角居、藤原英あたりは一枚割引で良い。

【2歳馬分析】
今回は、丸ごとPOGのDVDで紹介されている9頭について評価してみる。

母アシュレイリバー(C)血統は極上だが、他のプロフがあまりにも・・・10位指名に困ったら。
母ケイティーズベスト(D)母父ファルブラヴは合うのだが、スピード血統不足で微妙。
母スウィートハース(D)これもスピード血統不足。米血は豊富なのでダートなら、という感じ。
母セルキス(E)Nijinskyこそ持っているが、ヨーロッパ血統は合わない。
母ブラックエンブレム(D)母はMr.Prospectorは2本あるが、欧州血統もかなり強い。何かズレてる感じ、私はパス。
母マリアロワイヤル(D)Mr.Prospectorはあるが、母父Montjeuが重すぎる。
母モスコーバーニング(C)母父Nijinskyで、母母も米血スピードの結集。早期デビューなら一考だが、情報がない・・・
母アドマイヤダンサー(D)米血は多いがスピード血統が不足気味。中竹厩舎なのもマイナス(※個人的恨みありw)
母エヴァディングタンペット(B)Mr.Prospectorが2本入り、Alleged、Habitatも相性良し。血統買い出来るレベル。
母クーデンビーチ(D)Mr.Prospector以外の米血が薄め。他の強調材料が欲しいが・・・
母リリウム(E)スピード血統が皆無では、POGでは狙いづらい。

上原厩舎のダイワメジャー産駒は、POG本にもほとんど露出がないので、下位指名にはピッタリかもしれんね。
GWも明け、いよいよPOGドラフトシーズンに突入です。最近はブログやらツイッターやらで生の情報が入ってきたりするので、「馬を見る目」よりも「情報戦」になりがちなPOG。しかし情報を鵜呑みにして勝てないのもPOG。難しいゲームですなぁ。何にせよ、あくまでゲームという点は忘れないで、楽しんでいきたいもんです。

そんな今日は毎年恒例の種牡馬分析で一本。今回のお題は、ついに来ましたリーディングサイアー。

ディープインパクト
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ディープインパクト(以下DI)はPOGドラフトでは避けて通れない種牡馬。そして良血牝馬との配合が多いため、血統ではなく「母の能力」で走ってしまう種牡馬でもある。血統だけでアタリを絞り込むのは難しい気もしているが…さてどう出るか。

【血統的見解】
DIはサンデーサイレンス×Alzaoの血統。一見、スタミナ血統が多く思えるが、実はスピード血統もかなり多いのが特徴。Fair Trial系、Halo系、Native Dancer系との相性も良いので、スピード血統ならば何をつけてもソコソコ走る種牡馬であると言える。ただし、クラシック狙いなら単調なスピード血統だけではダメで、欧州スタミナ血統が必須となる。まず基本のHyperion系は当然合う。そしてBlenheim系も相性が良い(母父Alzaoがピッタリ)。このヨーロッパ系スタミナ血統のいずれかを入れておけば距離不安に泣く可能性は低くなる。

逆に、アメリカ系スタミナ血統は極端に相性が悪いロベルト系、シアトルスルー系、ニジンスキー系(※スピード血統の豊富なカーリアン系は除く)は全く合わないし、そもそもTom Fool系が5代以内に入っている馬は全馬オミットでも構わないくらい、致命的に合わない。リボー系も合わない。DIならではの高速上がりを封じてしまうのだろう、ズブい馬が多くなる。

さてここで問題となるのが、巷で「走る」と話題の、母父Storm Cat系、母父フレンチデピュティである。DI産駒の走るパターンとは、前述の通り「米欧スピード血統のいずれか+欧州スタミナ血統」である。ここでStorm Cat系、フレンチデピュティ系の良い点は「米系スピードはあるが、米系スタミナは少ない」という点だ。この2系統からはスピードだけを補充しているから、問題ないのだ。さらに母母父にスタミナ血統を入れてしまえば、キズナのように距離も持つようになる。同じことはMr.Prospector系にも言える。Mr.Prospector系の中でも、アメリカ系スタミナ血統が少ない母父ならば合うのだ(欧州スタミナを持っていればなおよし)。活躍馬にはレッドオーヴァル(母父Smart Strike)、ダノンバラード(母父Unbridled)、トーセンラー(母父Lycius)、デニムアンドルビー(母父キングカメハメハ)などがいるが、これらは全てアメリカ系スタミナ血統が弱い。逆にMiswaki系、ウッドマン系、アフリート系などは地雷臭がかなりキツくなるのでオススメできない。

【POGでの狙い方】
DI産駒の場合、母方のスタミナ血統の有無で、距離適性が露骨に変わってくるのが特徴。これをPOGに活かすなら…

・マイル以上の狙い方…母父がヨーロッパ系スタミナ血統を持つ馬を狙え!
・マイル以下の狙い方…母父がアメリカ系スピード血統を狙え!


POGはクラシックを取った者が勝者となるゲーム。クラシックは牡牝で距離が異なる以上、DI産駒は牡馬・牝馬で取るべき血統が違ってくるはずだ。POG的にはここが他人と差をつけるポイントと言える。

もう1点。DI産駒は母父次第でスプリンターにもステイヤーにもなる種牡馬である。よって「速攻系でも活躍は可能である」と言いたいところだが…夏競馬は基本的にアメリカ血統の方が強いので(特に新潟・小倉)、DIにはあまり馬場が合わない。よって速攻系を取る場合は北海道デビュー馬がベター。もし新潟・小倉デビュー馬を狙うなら、ガチガチのアメリカ系スピード馬なら可能性はある(サイレントソニックみたいなパターン)。私はこういう配合は好きじゃないですが(夢がないので)、ここらへんは各人のお好みでどうぞ。
今日からは予告通り、POG用の分析をやっていきます。まずはPOG的種牡馬分析から。この分析、5年かけてじわじわと追加してるんですが、5年前の分析でも十分通用するように作ってあるつもりです。そんな今回も、末永く使えるような種牡馬で1本いきましょう。

ジャングルポケット
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ジャングルポケットといえば、重賞勝ち馬が母父サンデーサイレンス・母父ノーザンテーストばかりなのは有名である。これは馬産地としても当然頭に入っており(たぶん)、同じような血統ばかり生産するため、血統での絞り込みは正直かなり難しい。それでもPOGの勝ち組に入るために、少しでも指名候補を絞り込めるようにしたいところ。

【血統的見解】
ジャンポケは父トニービン×母父Nureyevであり、Hyperionの影響がかなり強い配合。日本のクラシックはHyperionが強くないと勝てないとも言われており、その意味でクラシック制覇できる素養を十分持っていると言える。このHyperion配合に合うのは日本のクラシック血統であり、これがサンデーサイレンス系・ノーザンテースト系と相性の良い理由。他ではテスコボーイ系とも相性は良いはずだ。逆に、自身がアメリカ血統をほぼ持たないため、アメリカ血統とは相性が良くない。アメリカ系スピード血統が少し入るくらいなら良いが(Mr.Prospector系など)、それ以外の血統は日本的な血統で固めるべきだ。

また、克服すべき課題もある。一言でいうと、スピード血統が足らないのだ。このため、短距離に対応できない産駒が多い。母父サンデーサイレンス系だと1600mがギリギリ、母父ノーザンテースト系・テスコボーイ系ともなると1800mでも厳しくなり、2000m超でないと力を発揮できない。また高速上がりが使えないのも特徴。重賞では強いが、新馬や平場、少頭数で取りこぼすのはこれが原因。

【POGでの狙い方】
上記の特徴を踏まえて、ここでは箇条書きで4点ほどポイントを挙げておく。

・Hyperion以外のスタミナ血統は極力排除する。
ジャンポケの配合はHyperion配合で固めないと大物が出ない。よってその他のスタミナ血統(特にアメリカ系)は極力排除しよう。特に相性が悪いと思われるのがNijinsky系。これが4代前まで入っていた場合、評価二枚落ちで良い(私なら全消しするレベル)。

・できれば関西馬を狙う。
高速上がりが使えないため、得意なのは洋芝のレース、もしくはロングスパートが必要なレース。ベストは阪神・京都のような広い馬場となるため、関西馬を狙うのが良い。関東馬でも活躍する馬はいるだろうが、基本は評価一枚落ちで良い。

・牝馬はサンデーサイレンスの血が必須。
牝馬のレースはそのほとんどが1600m以下。阪神JF・桜花賞に対応できない牝馬は、POG的にはかなりリスキー。ジャンポケ産駒が1600mに対応するには、母系にSS系が入っていないと相当厳しい。 入ってなければ評価二枚落ち。

・長距離路線に実績のある厩舎の馬を狙う。
2000m超でこその種牡馬なので、それに合った調教を施す必要がある。よって、長距離レースに実績のある厩舎を指名すべき。具体的に書くと、角居、池江、松田博厩舎あたりが良い。逆に平田・矢作・安田隆厩舎あたりはマイナス。
予告通り、今日から2週間はPOG特集でいきます。かなりマニアックな話題ですが、私のブログを見てくれている人はそもそもマニアが多いので、さほど問題はないっしょw

まずは1年に1度しか更新されない、七夕のようなPOG種牡馬分析から。最近の日本競馬はSSの孫ばっかりであり、ダービーも18頭全てがSSの孫という異常事態。今後のPOGは、いかにしてSSの孫をうまく掴んでいくかが勝負の分かれ目になると思われます。そんな今年の種牡馬分析は、やはりSSの孫がいいでしょう。ということで、この種牡馬で一本。

マンハッタンカフェ
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マンハッタンカフェ産駒といえば、なんとも掴みづらいイメージが強い。POGや新馬戦でそれほど注目されていない馬がクラシック候補に名乗りを挙げる、そんなパターンが多いからだ。しかし考えようによっては、ドラフト下位で血統買いしやすい種牡馬ともいえる。ここでしっかり分析して、ドラフト戦略につなげてみよう。

【血統的見解】
マンハッタンカフェの血統は父サンデーサイレンス×母サトルチェンジ(リボー系×ハイペリオン系)。この血統を一言でいうと「非常にシンプル」。詳細は省くが、サンデー系×リボー系×ハイペリオン系に合う血統のみで構成されているのだ。こういう血統の場合、一言で言ってしまうと「受けが狭い」はず。確かに父がSSだし、どんな血統をつけてもソコソコは走る。しかし本当に相性のいい血統というのは少ないはずなのだ。


大事なことなのでもう一度書こう。


マンハッタンカフェと相性のいい血統は、ある程度限られるはずである


傾向が掴みづらいと評判のマンカフェ産駒だが、血統の見地から言えば傾向はそんなに難しくない。「受けが狭い」からだ。そしてこのマンカフェの特徴といえば「セントサイモン系(リボー系等)の影響が強い」ということ。他のSS系と差別化を図るにはこの特徴を伸ばす必要があるし、ここを伸ばした馬こそがSS系氾濫の世界で生き残れると言える。よって母馬はセントサイモン系の影響が強い馬がピッタリなはず。しかし、ただ単にセントサイモン系を加えただけではまだ足りない。マンカフェ自身がどんくさいため、母からスピード血統を取り込む必要があるのだ。

まとめると、母馬のベスト配合はこうなる。

【セントサイモン系×スピード血統】
(※セントサイモン系…リボー系、プリンスキロ系、ワイルドリスク系など)

では、具体的にどんな種牡馬と相性がいいのか。以下にメジャーどころを並べてみた。

ブラッシンググルーム(ワイルドリスク系×ナスルーラ系)
カーリアン(プリンスキロ系×ヘイロー系×Native Dancer系)
フォーティナイナー(リボー系×ナスルーラ系×Native Dancer系)
キングマンボ(リボー系×ナスルーラ系×Native Dancer系)
ブライアンズタイム(リボー系×ナスルーラ系×ロベルト系)


有名どころではこの5頭か。これらとの配合は必然的に「大生ニックス配合」になりやすい。実際のところ、ヒルノダムール、レッドディザイア、ジョーカプチーノ、ゲシュタルトなど、ほとんどの大当たり産駒は全て母が上記5頭の血統を持っている。マンカフェがマンカフェらしくあるために、母が父を立てるというような、いわば関白亭主のような関係といえる。なんとうらやましい…

では今年の2歳馬で、血統的に狙える馬は…すみません、勉強時間不足でまだわかりません。あとで追記するかも…